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 プロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチで亀田大毅が反則を連発した問題で、所属の協栄ジムから謝罪会見のやり直しを求められていた亀田家は26日、長男の興毅が代表して謝罪会見を行った。

 これまでとはうってかわって丸刈りにネクタイ、スーツ姿で神妙な面持ち。約1時間20分、今までの言動や大毅への反則指示等全ての非を認めた上で謝罪した。諸悪の根源である親父の方は協栄ジムに辞任を申し出て了承されたが、「謝る位なら辞めた方がマシ」なのか「周囲が強力に止めた」のか、両方かも知れない。
 亀田バッシングは社会現象にさえなり、会見ではかなりキツイ質問も飛んだようだがこれは仕方あるまい。何しろ亀田家はここまで「何をしても勝てばいい」、「勝てば官軍」式で好き勝手やってきた。それが負けたのだから(しかも最悪の負け方)。ボクシング界でもマスコミでも亀田批判をする者には「盛り上がっているのに水を差すな」と言う圧力がかかった。興毅がラダエンダからタイトルを奪取した疑惑の判定でも、興毅の負けと断じた解説の竹原慎二(元WBA世界ミドル級王者)は亀田家からの圧力で解説を外されている。今まで言いたくても言えなかった、それが一気に吹き出ているのだ。

 所で会見で興毅は父親の史郎を「世界一の親父」と語った。これを家族の絆として報道する向きもある、絆とは今までも亀田家を語るキーワードの一つだが、個人的には凄く違和感を感じている。特に謝罪会見で興毅が「世界一の親父」と言った時、思い出したのはオウム真理教だ。あれだけの事件を起こし、10年を経ていまだに教祖の麻原を慕う信者は多い(特に幹部で、「父親のような存在、嫌いにはなれない」と)。普通人間は、特に男は育った家庭を出て外に自分の世界を作る、親と同居していても精神的にはそうだ。しかし亀田家では親父が周囲を全て敵にしてしまう、外で自分の世界を作れない。兄弟にとっては家が世界の全て、敵だらけの世界で親父だけが唯一の味方だ。これってカルト宗教が信者をマインドコントロールするのに使う手法、ですよ確か。オウム真理教でも外部からの批判が高まる程に内部の結束は高まったものです、でもそれは絆ではなくただのマインドコントロールでしかない。絆とは離れていても消えないものだし、相手を支配する事ではない。あの兄弟が父親のマインドコントロールを離れて、一人の人間として確立されるのに今回の事件はいい機会だったはずだが、どうも会見を聞いてると望み薄な感じだ。

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